宮城県感染症発生動向調査情報(第 5 週)

宮城県【 平成13 年 2 月 8 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.1.29 〜 2.4 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

3

3

2

 

1

7

 

17

33

 

−全数報告疾病−
1類、3類及び4類感染症の報告はない。2類感染症の細菌性赤痢が仙台市で1件報告されている。
−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[感染性胃腸炎]
昨年12月から県内全体で流行している感染性胃腸炎は依然として多発。
[麻疹]
昨年46週からの石巻管内の流行は依然として続いている。定点医療機関の協力を受けて実施している本流行の調査結果とその対応策等について、今月15日開催される宮城県・仙台市結核・感染症発生動向調査委員会で報告・検討される予定。また、第1週から5週にかけて大崎管内でも患者が散発。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
栗原管内で定点当り患者報告数13.33と多発。
[水痘]
先週に引き続き県内全体で多発。
[流行性耳下腺炎]
塩釜(岩沼支所)管内で定点当り報告数2.34と多発。
[伝染性紅斑]
塩釜(岩沼支所)管内で定点当り報告数2.67と多発。

≪国立感染症研究所ホームページより≫
 −1月15日〜1月21日の第3週報−
感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当り報告数が例年に比べかなり多く、特に、感染性胃腸炎では宮崎県で定点当り報告数26.8と多い。麻疹は例年の同時期と比べ定点当り報告数がかなり多く、特に、高知県では定点当り報告数3.2と多い。大分県でも1を超えている。流行性耳下腺炎と水痘も過去5年の同時期と比較してやや多くなっている。インフルエンザの活動性はまだ低く、全国平均で定点当りの報告数0.57となっている。


咽頭結膜熱

 

9

 

 

 

 

 

6

15

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

5

21

5

40

11

21

1

45

149

感染性胃腸炎

130

186

81

92

91

102

77

379

1138

水痘

13

23

25

4

7

25

4

56

157

手足口病

 

 

1

2

4

 

 

5

12

 

伝染性紅斑

 

7

 

1

 

3

4

33

48

 

突発性発疹

7

6

6

1

4

9

2

29

64

百日咳

2

 

 

 

 

 

 

 

2

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

1

 

 

 

 

2

3

 

麻疹

 

 

3

 

 

7

1

2

13

 

流行性耳下腺炎

 

7

1

1

 

 

 

2

11

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

1

1

 

 

1

 

2

5

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

5

 

3

1

 

 

 

1

10

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

[ウイルス分離状況] 1.29 〜 2.2 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

1

 

 

 

 

2

 

 

 

1