宮城県感染症発生動向調査情報(第 4 週)

宮城県【 平成13 年 2 月 1 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.1.22 〜 1.28 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

6

 

1

 

3

 

9

19

 

−全数報告疾病−
1類、2類及び3類感染症の報告はない。4類感染症の急性ウイルス性肝炎が県及び仙台市で各1件報告されている。

−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[インフルエンザ]
県、仙台市いずれにおいてもインフルエンザ様疾患の届出が少ない。昨年の同時期(平成12年第4週1.24〜1.30)では、県は定点当り患者報告数28.31、仙台市は22.58。
[感染性胃腸炎]
気仙沼管内の定点当り患者報告数36.33を筆頭に仙台市を含めた県内全域で先週(定点当り患者報告数、県は20.21、仙台市は10.85)に引き続き流行。
[麻疹]
先週に引き続き石巻管内、大崎管内で発生したが、定点当り報告数は減少傾向。

≪国立感染症研究所ホームページより≫
 −1月8日〜1月14日の第2週報−
流行性耳下腺炎の定点当りの報告数が例年に比べかなり多くなっており、熊本県で定点当り4.4の報告。咽頭結膜炎は登記としては例年になく定点当りの報告数が多くなっている。麻疹は例年の同時期と比べ定点当りの報告数がかなり多く、高知県、大分県、福岡県、奈良県などで多くなっている。インフルエンザの活動性はまだ低く、全国平均で定点当りの報告数は0.41。

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

4

4

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

3

41

4

12

7

13

4

39

123

感染性胃腸炎

103

163

64

91

97

119

109

313

1059

水痘

9

32

31

5

21

31

5

51

185

手足口病

 

1

8

3

3

1

 

9

25

 

伝染性紅斑

 

13

1

 

 

3

 

32

49

 

突発性発疹

8

6

9

 

3

5

4

34

69

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

麻疹

 

 

4

 

 

3

 

2

9

 

流行性耳下腺炎

2

1

 

1

 

1

 

6

11

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

2

2

 

 

1

 

 

5

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

9

1

 

 

 

 

 

1

11

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

2

 

 

 

 

 

 

 

2

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

[ウイルス分離状況] 1.22 〜 1.26 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

1

 

 

 

 

3

 

 

 

 

Fluが少しずつ検出されています。(FluA H1N1) (コメント:永井小児科医院 永井幸夫)