宮城県感染症発生動向調査情報(第 3 週)

宮城県【 平成13 年 1 月 24 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.1.15 〜 1.21 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

1

1

 

4

 

3

1

18

28

 

−全数報告疾病−
1類、2類、3類及び4類感染症の報告はない。

−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[感染性胃腸炎]
気仙沼管内の定点当たり患者報告数42.0を筆頭に県内全体で多発。
[水痘]
県内全体でやや減少。
[麻疹]
石巻管内で流行している麻疹は依然として流行。定点医療機関の協力を受けて今回の流行の詳細な調査を実施中
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
塩釜(岩沼支所)管内で定点当たり報告数7.3と多発傾向

≪国立感染症研究所ホームページより≫
 −1月1日〜1月7日の第1週報−
2001年第1週は年始のため医療機関の休診などに伴い、ほとんどの定点把握疾患で報告数が減少している。このような状況にかかわらず、水痘の定点当たり報告数が多く
特に新潟県で6.5、宮崎県で6.2、島根県で5.3と多くなっている。咽頭結膜熱は冬季としては例年になく定点当たり報告数が多い。麻疹は例年の同時期と比べ定点当たり報告数がかなり多く、特に高知県、奈良県、鹿児島県、福岡県などで定点当たり報告数が多くなっている。一方インフルエンザの活動性はまだ低く、全国平均で定点当たり報告数0.25となっている。


咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

9

9

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1

28

4

8

7

10

3

37

98

感染性胃腸炎

91

149

40

99

66

96

126

282

949

水痘

12

28

20

12

20

26

12

60

190

手足口病

1

 

9

 

3

 

 

19

32

 

伝染性紅斑

1

11

 

 

 

 

4

37

53

 

突発性発疹

5

11

8

1

5

8

4

21

63

百日咳

 

 

 

 

1

 

 

 

1

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

1

1

 

 

 

 

2

4

 

麻疹

 

 

3

 

 

10

 

1

14

 

流行性耳下腺炎

4

 

2

 

 

 

 

6

12

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

3

 

 

1

 

2

6

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

マイコプラズマ肺炎

4

5

1

 

1

 

 

 

11

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

4

 

 

 

 

 

 

 

4

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

[ウイルス分離状況] 1.15 〜 1.19 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

2

 

1

 

 

16

1

 

2

2

ようやくFluが検出されました。FluA(H1N1).2人は同じ幼稚園児(5歳)です。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)