宮城県感染症発生動向調査情報(第 32 週)

宮城県【 平成12 年 8 月 23 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2000.8.7 〜 8.13 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−全数報告疾病−
1類感染症の報告はない。2類感染症の細菌性赤痢が仙南管内で1件報告されている。3類感染症の腸管出血性大腸菌が塩釜管内で1件、仙南及び登米管内で各2件、仙台市で4件報告されている。4類感染症のウイルス性肝炎(B型)大崎管内で、アメーバ−赤痢が仙台市で各1件報告されている。

−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[ヘルパンギーナ]
気仙沼管内でやや多発しているが、先週に引き続き、県内全体の患者数は減少傾向。
[麻疹]
先週に引き続き石巻管内で散発。
[病原体情報]
仙南管内で発生した赤痢患者からソンネ赤痢菌を検出。仙南管内で発生した散発事例2件の腸管出血性感染症患者からO157及びO26が各1件、塩釜管内で散発した1事例からO157が1件、登米管内で散発した2事例からO26が各2件検出。

(国立感染症研究所ホームページ )
−7月24日〜7月30日の第30週報−
手足口病の定点当たり報告数は、例年の同時期よりやや多くなっているが、第28週の定点当たり報告数5.8をピークに減少傾向にある。定点当たり報告数が多いのは、山形県(14.6)、大分県(9.7)、奈良県(9.1)などとなっている。ヘルパンギーナは過去10年間で最大の流行となったが、第28週の定点当たり報告数6.0をピークに減少傾向にある。定点当たり報告数が10を越えているのは宮城、新潟の2県のみである。麻疹の患者報告数は依然大阪で多い。

咽頭結膜熱

 

5

1

 

 

 

 

2

8

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1

4

2

 

3

 

 

8

18

 

感染性胃腸炎

13

31

8

2

22

11

 

44

131

水痘

6

4

5

1

4

19

4

14

57

手足口病

5

22

4

1

 

9

1

37

79

伝染性紅斑

3

1

3

 

 

 

 

13

20

 

突発性発疹

7

5

6

1

6

11

8

30

74

百日咳

 

 

1

 

 

 

 

1

2

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

33

29

25

25

32

44

64

88

340

麻疹

 

1

 

 

 

6

 

1

8

 

流行性耳下腺炎

 

2

 

 

 

1

 

9

12

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

1

 

5

6

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

 

 

 

 

1

 

 

6

7

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

[ウイルス分離状況] 8.7 〜 8.11 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

 

 

 

 

1