宮城県感染症発生動向調査情報(第 24 週)

宮城県【 平成12 年 6 月 22 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2000.6.12 〜 6.18 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

20

 

 

 

2

22

 

-全数報告疾病-
1類2類及び3類感染症の報告はない。4類感染症の急性ウイルス性肝炎(B型)が仙台市で、ツツガムシ病が大崎管内で各1件報告されている。

-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会-
[水痘]
石巻管内で数週間連続して多発し、県内全体でも患者は依然多い。
[感染性胃腸炎]
若林区、塩釜(岩沼支所を含む)管内で定点当り報告数が、12.75及び11.63と多発。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
塩釜(岩沼支所を含む)管内で定点当たり報告数が7.25と多発。県内全体でやや増加傾向。
[ヘルパンギーナ]
石巻管内の定点当たり報告数4.83を筆頭に若林・泉区で多発。県内全体で増加傾向。
[手足口病]
大崎及び塩釜(岩沼支所を除く)で散発。
[麻疹]
登米管内、青葉区及び塩釜(岩沼支所を除く)で散発。

《国立感染症研究所のホームページ》
-5月29日〜6月4日の第22週報-
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数が例年同時期よりかなり多く、過去10年間で最大の流行曲線を描いている。患者の年齢階級別で見ると、3歳から7歳の小児が全体の60%占め、ピークは4〜6歳にある。咽頭結膜熱、感染性胃腸炎、水痘は例年同時期に比べ定点当たり報告数がやや多くなっている。手足口病は熊本県でさらに流行が拡大しており、定点当たり報告数が17.5となっているほか、佐賀県、鹿児島県、奈良県、群馬県でも
患者報告が多い。

咽頭結膜熱

 

2

4

 

 

 

 

 

6

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

5

58

8

4

5

8

1

76

165

感染性胃腸炎

24

93

11

27

25

50

6

173

409

水痘

15

5

4

2

8

86

4

63

187

手足口病

 

3

10

 

 

 

 

7

20

 

伝染性紅斑

2

4

9

 

 

1

 

35

51

 

突発性発疹

6

10

6

2

1

9

4

20

58

百日咳

 

 

1

 

 

 

 

4

5

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

20

9

 

4

29

5

72

139

麻疹

 

3

 

 

9

 

 

11

23

 

流行性耳下腺炎

 

3

 

 

 

 

 

8

11

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

2

 

 

 

 

1

 

 

3

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

6

2

 

 

2

 

 

4

14

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

5

5

 

[ウイルス分離状況] 6.12 〜 6.16 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

 

 

 

4

 

1

1

2