宮城県感染症発生動向調査情報(第 15 週)

宮城県【 平成12 年 4 月 21 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2000.4.10 〜 4.16 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

25

1

 

 

 

26

-全数報告疾病-
1類〜4類感染症の報告はない。

-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会-
[感染性胃腸炎]
栗原管内で定点当たり11.5とやや多発しているが、県内全体では先週の減少状態をそのまま保持している。
[水痘]
石巻管内で、3週連続定点当たり5.0以上とやや多発傾向がみられる。今後の推移に注意。
[インフルエンザ]
栗原管内を除いて県内全域でほぼ終息。
[伝染性紅斑]
石巻管内で定点当たり3.3とやや多発。今後の動向に注意。

《国立感染症研究所ホームページ》
−3月27日〜4月2日−
インフルエンザは、7週連続で前週より減少している。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎は2週続けて定点当たり報告数が前週より減少した。水痘の定点当たり報告数はほぼ横ばいとなっている。麻疹患者の定点当たりの報告数は8週続けて前週を上回り、大阪府、香川県、千葉県、兵庫県、岐阜県、滋賀県などで患者報告数が多くなっている。麻疹は既に流行期(4〜5月)に入っており、患者数の増加が予想されるので、今後の動向に注意が必要である。なお、世界の主要諸国における麻疹ワクチンの接種率は90%以上になっているにも関わらず、日本では77%にとどまっている。麻疹に罹患した場合、肺炎や脳炎の合併症による小児の死亡率が高く、1〜2%にのぼるという報告がある。

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1

8

7

2

5

1

 

34

58

 

感染性胃腸炎

47

61

18

23

26

44

13

168

400

水痘

13

9

4

1

6

35

2

37

107

手足口病

 

 

1

1

 

 

1

1

4

 

伝染性紅斑

1

4

2

 

1

20

 

29

57

突発性発疹

4

14

3

5

3

9

3

34

75

百日咳

 

 

2

 

2

 

 

1

5

 

風疹

1

 

1

 

 

 

 

 

2

 

ヘルパンギーナ

 

3

1

 

 

 

1

 

5

 

麻疹

 

2

 

2

 

 

 

 

4

 

流行性耳下腺炎

 

1

 

2

 

1

 

2

6

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

1

 

1

2

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

5

 

 

 

1

 

 

1

7

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

2

 

 

 

 

 

 

 

2

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ウイルス分離状況] 4.10 〜 4.14 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

1

 

 

 

 

2

 

 

1