宮城県感染症発生動向調査情報(第 11 週)

宮城県【 平成12 年 3 月 23 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2000.3.13 〜 3.19 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

7

13

16

33

6

9

3

27

114

-全数報告疾病-
1類〜3類感染症の報告はない。
仙台市内で4類感染症の急性ウイルス性肝炎(B型)1件、梅毒2件が報告されている。

-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会-
[感染症胃腸炎]
若林区及び塩釜(岩沼支所を除く)で定点当たり20名前後と多発しているが、全体では先週に引き続き患者発生はかなり減少。
[インフルエンザ]
県内全域で先週よりさらに減少し終息に向かうことが予想される。
[水痘]
県内全体で散発。先週に引き続き石巻管内でやや多発。今後の推移に注意。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
若林区及び石巻管内でやや増加傾向にあり、今後の動向に注意。
[麻疹]
先週に引き続き栗原管内で散発。今後の推移に注意。

《国立感染症研究所ホームページ》
−2月28日〜3月5日−
インフルエンザは定点当たり報告数が順調に減少しており、今シーズンの流行はこのまま終息に向かうことが予想される。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、水痘の定点当たり報告数が例年の同時期より多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は鳥取県で依然流行しており、今週の定点当たりの報告数は7.2となっている。感染性胃腸炎は前週よりも患者数がふえ、過去10年間で最大の流行曲線を描いている。水痘は沖縄県の定点当たりの報告数5.7を最高に、九州地方や静岡県などで患者報告数が多くなっている。

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

2

15

4

5

5

26

1

50

108

感染性胃腸炎

45

135

27

40

47

55

8

357

714

水痘

9

21

9

3

7

24

5

52

130

手足口病

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

伝染性紅斑

 

4

1

 

1

6

 

11

23

 

突発性発疹

8

8

3

1

3

5

3

20

51

百日咳

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

風疹

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

麻疹

 

1

 

5

 

 

 

1

7

 

流行性耳下腺炎

 

3

 

1

 

 

 

4

8

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

1

 

2

3

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ウイルス分離状況] 3.13 〜 3.17 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

5

 

 

 

 

2