宮城県感染症発生動向調査情報(第 45 週)

宮城県【 平成12 年 11 月 20 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2000.11.6 〜 11.12 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−全数報告疾病−
1類、2類、3類感染症の報告はない。4類感染症の急性ウイルス性肝炎が仙台市で1例報告されている。

−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[感染性胃腸炎]
仙台市を含む県内全体で患者が増加中。
[水痘]
登米管内で定点当たり患者報告数10.67と多発。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
宮城野区で定点当たり報告数7.00、栗原管内で5.00とやや多発。

【病原体情報】
◎腸管出血性大腸菌感染症流行状況
平成12年4月1日から11月15日までの累積患者報告数は64名(O26は35名、O157は29名)。平成11年度は計85名でした。
(お知らせ)
今回、感染症発生動向調査の全国ネットワークにトラブルが発生したため45週報の発行が遅れました。

≪国立感染症研究所ホームページ≫
 −10月23日〜10月29日の第43週報−
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱、手足口病の定点当たり報告数が例年に比べかなり多い。手足口病で定点当たり報告数が多くなっているのは、福井県(4.0)、島根県(3.5)である。また、麻疹、ヘルパンギーナなどの定点当たり報告数も例年より多くなっている。ヘルパンギーナは宮崎県、大分県でそれぞれ定点当たり報告数2.1、1.4となっている。麻疹は依然高知県で報告数が多くなっている。流行性角結膜炎は熊本県で定点当たり報告数4.2、茨城県で3.9、福岡県で3.4、長崎県で3.3、群馬県で3.2と多くなっている。基幹病院定点からの報告疾患であるマイコプラズマ肺炎の報告が多くなっており、北海道、秋田県からの報告数が目立っている。

咽頭結膜熱

 

 

 

3

 

 

 

 

3

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

3

30

3

15

5

2

1

75

134

感染性胃腸炎

36

85

8

33

13

62

4

202

443

水痘

12

11

7

1

32

12

16

39

130

手足口病

15

16

11

13

18

7

22

62

164

伝染性紅斑

1

3

 

 

 

2

 

12

18

 

突発性発疹

8

11

8

1

3

11

5

25

72

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

7

 

 

 

 

 

1

8

 

麻疹

 

 

1

 

 

3

 

2

6

 

流行性耳下腺炎

 

3

1

 

 

 

 

12

16

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

4

4

5

 

2

6

 

8

29

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

7

7

 

[ウイルス分離状況] 11.06 〜 11.10 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

 

 

 

3

3

 

1

1