宮城県感染症発生動向調査情報(第 48 週)

宮城県【 平成12 年 12 月 07 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2000.11.27 〜 12.3 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

9

9

 

−全数報告疾病−
1類、2類、3類感染症の報告はない。4類感染症のマラリア(ウガンダ及びガーナで感染)が2件、Q熱が3件、仙台市で報告されている。

−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[感染性胃腸炎]
塩釜(岩沼支所)管内の定点当たり報告数42.0を筆頭に、県内全体で患者が増加中。
[水痘]
依然として登米管内で患者が多発。県内全体でも増加。
[手足口病]
登米管内の定点当たり報告数10.0を筆頭に気仙沼管内で患者が多発。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
先週に引き続き登米管内で定点当たり報告数8.0と患者が多発傾向。
[麻疹]
石巻管内で定点当たり報告数2.33と多発している。
[マイコプラズマ肺炎]
県内全域で患者が発生。やや多発傾向。

<<STD 発生動向調査情報(月報)10月>>
 宮城県【平成12年12月05日】発行
 情報収集:宮城県保健環境センター
                   (男性) (女性)
性器クラミジア感染症         40  49
性器ヘルペスウイルス感染症       0  11
尖形コンジローム            7  13
淋菌感染症              32   1
≪その他≫              (男性) (女性)
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症  39  29
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症     11  10
薬剤耐性緑膿菌感染症          1   0

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

1

 

2

3

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1

46

6

9

24

9

2

54

151

感染性胃腸炎

139

217

43

38

32

120

14

364

967

水痘

12

28

17

11

45

41

29

41

224

手足口病

3

14

17

10

30

3

22

33

132

伝染性紅斑

 

1

 

 

 

4

1

26

32

 

突発性発疹

3

5

3

4

3

12

 

28

58

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

4

2

 

 

1

 

4

11

 

麻疹

 

 

1

 

 

14

 

 

15

 

流行性耳下腺炎

 

1

 

 

 

 

 

11

12

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

流行性角結膜炎

 

 

1

 

 

 

 

4

5

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

14

2

4

3

3

3

1

20

50

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

4

4

 

[ウイルス分離状況] 11.27 〜 12.01 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

1

 

 

5

1

 

2

1

当院でA型インフルエンザ2例確認。(4才男児・太白区、2才男児・宮城野区)ディレクティジエンFluA陽性。ウイルスセンターに培養・同定を依頼した。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)