宮城県感染症発生動向調査情報(第 41 週)

宮城県【 平成12 年 10 月 19 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2000.10.9 〜 10.15 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−全数報告疾病−
1類、2類及び3類感染症の報告はない。4類感染症の急性ウイルス性肝炎(B型)が仙台市で1例報告されている。

−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[手足口病]
気仙沼管内の定点当たり患者報告数7.33を筆頭に、仙南管内の5.80が次いで多発。県内の定点当たり報告数は3.70と今シーズンで最大のピークとなっており,仙台市内でもやや高いレベルで推移している。

≪国立感染症研究所ホームページ≫
−9月25日〜10月1日までの第39週報−
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎と手足口病の定点当たり報告数が例年に比べかなり多い。鳥取県では、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数4.1、手足口病の定点当たり報告数4.3と多くなっている。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は前週より定点当たり報告数が増加し、ここ5週間は全体として増加傾向を示している。手足口病はやや穏やかな減少傾向にあり、咽頭結膜熱は3週続けて定点当たり報告数が減少した。流行性耳下腺炎はここのところ穏やかな減少傾向にあったが、今週は定点当たり報告数が前週に比べ顕著に増加している。流行性角結膜炎の定点当たり報告数は2週間続けて増加している。

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

5

5

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1

19

4

7

1

4

 

25

61

感染性胃腸炎

14

34

7

11

7

16

3

30

122

水痘

7

3

3

 

9

10

6

9

47

手足口病

29

25

13

5

5

23

22

36

158

伝染性紅斑

 

 

 

 

 

2

 

8

10

 

突発性発疹

8

5

4

 

5

10

1

33

66

百日咳

 

2

 

 

 

 

 

2

4

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

1

12

1

 

 

3

1

4

22

 

麻疹

 

 

 

1

 

1

 

 

2

 

流行性耳下腺炎

 

 

 

 

 

 

 

4

4

 

急性出血性結膜炎

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

流行性角結膜炎

 

2

 

 

 

2

 

4

8

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

 

 

1

 

 

1

 

8

10

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

[ウイルス分離状況] 10.10 〜 10.13 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

 

 

 

2

3

 

 

1

流行中の手足口病からCoxA16が検出されています。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)