宮城県感染症発生動向調査情報(第 40 週)

宮城県【 平成12 年 10 月 12 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2000.10.2 〜 10.8 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

−全数報告疾病−
1類、2類及び3類感染症の報告はない。4類感染症の梅毒が塩釜管内で、破傷風が仙台市で各1件報告されている。

−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[手足口病]
気仙沼管内の定点当たり患者報告数8.00を筆頭に、塩釜(岩沼支所)でも6.34と多発。先週に引き続き県内全体でもやや多発傾向。

[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
塩釜(岩沼支所)管内で4.34とやや多発。

≪国立感染症研究所ホームページ≫
−9月18日〜9月24日までの第38週報−
◎医療機関で発生したO157による集団感染事例--富山県 2000年5月、富山県のA医療機関で腸管出血性大腸菌O157:H7による集団感染症が発生した。5月下旬、A医療機関の医師により、調理員の検便検査の結果、4名からO157が検出された旨、中部保健所へ届出があった。中部保健所が医療機関職員及び入院患者等455名の検便を行った結果、新たに調理員3名、入院患者5名、退院患者2名、調理員の家族1名の感染が確認された。調査の結果、原因食品として5月18日の昼食が疑われ、その給食を中心に、食品182件及び食材41件について原因菌の検索を行ったところ、検食1件とレタスからO157:H7(VT1,2保有)が検出された。その後の調査により入退院患者7名はO157の検出された調理食品(レタスを含む)を食べており、その感染によるものと推定されたが、調理員およびその家族は、同日昼の献立のうち、その調理品もレタスも食べていなく、原因食品を特定できなかった。しかし、入院患者らと同じ食材からの二次汚染等で感染した可能性は高いものと推定された。

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

20

 

3

2

4

 

29

58

感染性胃腸炎

14

40

4

21

7

8

2

61

157

水痘

5

9

1

 

10

6

1

9

41

手足口病

19

28

2

9

4

19

24

24

129

伝染性紅斑

 

3

1

 

 

5

 

2

11

 

突発性発疹

4

9

5

6

3

11

2

33

73

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

ヘルパンギーナ

 

5

1

 

2

3

3

12

26

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

2

 

 

1

3

 

 

7

13

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

4

 

 

1

 

5

10

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

6

 

 

 

1

 

 

10

17

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

[ウイルス分離状況] 10.2 〜 10.6 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

 

 

 

2

1